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2010-03-09 雨ところによって雪

[][]原子力という幻想

首相原子力発電の推進」明記に前向き 温暖化基本法

http://www.asahi.com/politics/update/0306/TKY201003060233.html

鳩山由紀夫首相は6日、近く閣議決定予定の地球温暖化対策基本法案について「原子力はCO2(二酸化炭素)を減らすには欠くことのできないエネルギーだ。基本法の中でも位置付けていきたい」と述べ、「原子力発電の推進」を明記することに前向きな姿勢を示した。都内で記者団の質問に答えた。

 同法案での原子力発電の扱いをめぐっては、社民党福島瑞穂党首が5日、「温暖化防止に原発が切り札になるかどうかは両方意見があり、社民党は問題があると考えている」と反対の姿勢だ。

 首相は「原子力廃棄物や安全性の問題もあるが、安全を確保するというさらに高い目標を作って、それを果たすことを前提にする」とも述べ、法案での表現については、福島氏の意見にも配慮する姿勢を示した。


どこを取っても対応に腰の定まらない鳩山政権ですが、原子力は“温暖化”対策になどなりませんよ。

うーん、相変わらず原子力に対する“信仰”が広まっているようで、困ったモンです。原子力が今後のエネルギー問題にまったく役に立たない、事を説明してきたのだが、そのへん理解していないようで。で、もう少し原子力の役立たず事情を説明していこう。


もともと、希少元素であるウラン*1を利用する、という段階でエネルギー源として問題がある。

ちょっと、下に載せるサイトを参考にして頂こう。


[PDF]エネルギー資源の可採年数

http://www1.bstream.jp/~gencon/html/11/ene/200510.pdf


[PDF]世界エネルギー資源確認埋蔵量

http://www.fapig.com/mame/pdf_file/1.pdf


2004年現在の状況でウランの可採年数は85年、と見積もられている。では、現在原子力発電状況はどんなものか。


【図解】世界各国の原子力発電の状況

http://www.afpbb.com/article/politics/2338083/2532972


実に、2005年現在で440基の原子炉が稼働している。発電総量トップはアメリカ断トツだ。二位にフランス、そして日本と続く。特筆すべき点は、アメリカが発電総量でトップにありながら、原子力の発電能力に占める割合が18%である事だ。二位のフランスはともかく、三位の日本も30%ほど。

ということは、アメリカが“エネルギー需要考慮せずに、温暖化を抑え化石燃料資源に過度に依存しないため”の選択肢として原子力を選択すれば、とたんに可採年数は一気に下がる、事は理解出来るだろう。フランスを除けば各国の原子力の発電に占める割合はいずれも5割に満たない。つまり、エネルギー需要自体を減らす事は“現実的ではない”、自然エネルギー供給力増大も“現実的ではない”として、その分を原子力に頼るとすれば、先進国分だけで可採年数は半分以下、40年を切るのである。


この中には、将来の状況を危ぶんだ中国インドも含まれてはいない。先進国が“自分たちを省みず”エネルギー資源)総需要を下げない − 経済ダメージを与えるから − とすれば、途上国は自らの目指す目標を「先進国並み」においており、それを目指すことを当然の権利と考えるのだから、最低でも“日本並み”のエネルギー需要を求めるだろう。それを日本がそうするように、原子力依存するとなればどうなるか。現時点で、人口12億の中国と10億のインド日本並みのエネルギー需要はそれぞれ日本の10倍以上の電力総需要意味する。その“大半を”原子力に頼るとすれば、さらに可採年数は激減する事がわかる。単純な計算では10年を切る。にもかかわらず、大量の放射性廃棄物だけが残される。これでは、未来を担うエネルギー源などにはなりえない。


もちろん、原子力の推進には時間が必要であり、建設も急激には進まないだろう。原子力依存が進むほどウラン価格も高騰し、需要には一定の歯止めもかかる。可採年数もその分伸びるだろう。しかし、であればさらに温暖化対策を含め、現在エネルギー資源問題の解にはなりえない。

G原子力に関する論議は、この点を華麗にスルーしているのである。


プルサーマルを利用した場合でも3割と伸ばす事はできない。では、「高速増殖炉」ならどうか?この場合、可採年数は大きく伸ばすことが出来る。が、「高速増殖炉」は未だ実用化されていない、というか入り口にさえ辿り着いていない。そんなものに期待するのは、それこそ“典型的な絵に描いた餅”と云えるだろう*2


では、なぜ

省エネが進まず脱原子力をやめた英・伊,見直し検討中の独,瑞を含め欧州原子力依存しつつある


のだろうか。実は、ここに大きな問題があるのだ。

世界各国で「温暖化対策に原子力の拡大が必要」と説く側は、大概、温暖化対策に不熱心な連中なのである。


アメリカの旧ブッシュ政権典型的で、温暖化対策に関して消極的、というより無視し、その一方で穀物によるバイオエタノール推進策*3を導入した。バイオエタノール推進は穀物メジャーの大幅な利益増には繋がるが、温暖化対策には役立たずだ。しかも、その一方でアラスカ国立公園内)の原油生産にゴーサインを出した*4

そんなチグハグな政策を取る旧ブッシュ政権が熱心だったのが原子力であり、電力会社に強力なインセンティブを与えた。それだけのインセンティブを何故総需要削減や自然エネルギー排出権取引などに向けないのかまったく不可解である*5オバマ政権も支持者の反対に遭いながらも、国内意見の合意にこぎ着けようと、原子力への傾倒を打ち出している。


日本でも、経団連根本温暖化対策導入には不熱心なくせに、原子力の積極的導入に触れている。

排出量で大きな比率を示さない家庭部門には口を挟みたがるが、運輸部門は新技術開発頼み、産業部門はシカト、というチグハグさ。


イタリアでも脱原発を打ち出したのは、温暖化対策に熱心だった左派連合政権であり、ベルルスコーニはかつて温暖化対策に不熱心であった。その彼が政権を奪取して打ち出したのが、脱・脱原発である*6

ドイツでも、温暖化対策に主導をとったのは、SPDと連立して政権に加わった緑の党であり、経済界の支援を受けたCDUは温暖化対策に不熱心だった。脱・脱原発は、その経済界が働きかけを行っている。

イギリスでも事情は似たようなもので、原子力に熱心なのは原子力産業*7と関係の深い保守党側であり、労働党政権中枢部は、それに引きずられるように原子力に傾倒した*8。だが、イギリス保守党の重鎮、サッチャーの残党達は、温暖化対策に懐疑的である。


神話」か? 「真実」か?[後編]

元英財務相の痛烈な政権批判

http://premium.nikkeibp.co.jp/em/source/13/index.shtml


ちなみに、この温暖化懐疑論に見る所がある、と書いている著者も、東京電力社員であり、原子力関連担当者である。


中国インド温暖化対策にまったく後ろ向きであるにも関わらず、原子力には熱心である。


ここから判るのは、“彼ら”が、環境問題地球温暖化を含む)を“内部”の問題と捉えることが出来ず、相変わらず“外部”の問題、と捉える頭の古さである。彼らは長期的なスパンで物事を捉えることが出来ないため、気候変動の影響を過小評価する。一方で、一般の人の意識温暖化対策に同意している事を利用し、“役に立つ前に終わってしまう”原子力を売り込もうとする。

連中の意見を真に受けるほどアホな話はない。


では、原子力を拡大せずにどうすればいいのか?

答えは、ドイツが行っているような対策を“一足飛び”に行う事。とりわけ途上国において。

例えば、中国大都市圏で、再び自転車をメインの交通と位置づけてもいいはずだ。少なくとも、20年前はそれでやっていたのだし、オリンピック開催中、北京市内をそうしたら、大気汚染も減り、渋滞も解消した。その方が「合理的」にも関わらず自家用車による都市交通に拘る彼らを呪縛しているのは、「先進国の生活へのあこがれ」だ。だとしたら、先進国の側が(とりわけアメリカが)、あこがれとなる、見本となる、生活を適したものに変える必要があるのは当然だろう。


先進国側が、大量生産・大量消費なんて今更ダサい。カッコいいのは、目指すとしたら、“ほどほど”の生活だよ。自分の周りでエネルギーも物資も大体賄える生活が、オレ達が目指す、アンタらが目指すべき、生活なんだよ。と、意識啓発しなければ、文明は持続可能にはならないのだ。


実は、途上国へのそうした働きかけは、先進国側にもメリットがあるのだ。持続可能性の高い技術生活スタイル市場拡大が図れるからである。

例えば、太陽光発電インド亜熱帯太陽の高さが先進国に比べて高い。そして、大体毎日スコールがある。屋根材として太陽光発電パネルを設けた場合、先進国の大概より格段に効率が良い。

インド太陽電池産業を興せば、その市場規模は好影響だ。必要なインセンティブは、原子力産業を進めるより安価であり、より効果的だ。


ダメ押しすれば、使用済み核燃料の後始末は、どこでも未だ未解決の問題だ。日本に限らず先進国全体で原子力産業の隠蔽体質は問題になっているのに、中国ロシアインドらがそれよりマシな対応をとるだろうか。


原子力が必要だと唱える連中は、あまりにも環境文明のありかたについて、無知すぎる。勉強し直せ。

*1:一般的にレアメタルとして扱わないが、産出量自体はレアメタル並み

*2技術的な問題点は既に過去エントリーで説明している

*3:今更解説は不要だろうが、穀物価格の上昇を招いた。さらに、穀物によるバイオエタノールは、カーボンニュートラルにする事が困難

*4現在共和党メキシコ湾岸の石油採掘を認めようとしている

*5:これは修辞であり、ブッシュの背景は見え見えであるが

*6:他にも、首相犯罪免責や、ロマ迫害に熱心

*7イギリスでは同時に兵器産業とも密接に関連している

*8:これが、二大政党制の欠点の一つ。ある程度以上の発言力がある産業界を取り込もうとすれば意見を無視出来なくなる。

通行人N通行人N 2010/03/09 22:17 原子力については、次の発電技術が商業ラインに乗るまでのつなぎ、
と割り切ればいいのではないでしょうか。
日本政府も本格的にお金をかけていますし、20年程度はもつでしょう。

ドイツの電力政策は見習うべき部分が多いですね。
ていうか、鳩山政権がそう言い出すのかと思ってたんですが……
なんか具体的な政策が環境税くらいしかないんですよね。
民主党に環境政策を研究している人はいないのか?

ライフスタイルの転換は急には無理でしょうが、
若者はだんだんと車離れを始めています。
まあ僕みたいにどうしても仕事で必要な場合はありますが、
無駄な馬力とかは求めてはいませんしね。

電力政策にしろライフスタイルにしろ、あまり急激な転換を図るのは
むしろ反発を生んで逆効果なのではないかと思います。

陰謀論ファンクラブ陰謀論ファンクラブ 2010/03/09 23:09 可採年数って石油でも何でもかなりいい加減なものでは?
レアメタルだけに石油ほど広く分布はしていないでしょうけど現状では石油ほどの需要もないので、十分な調査も行われず見た目の可採年数が少ないだけではないのでしょうか

トーリスガールトーリスガール 2010/03/09 23:36 >希少元素であるウラン*1を利用する
>一般的にレアメタルとして扱わないが、産出量自体はレアメタル並み

ウラン元素の自然界における存在量はハンダや鉛との合金で一般に広く使われているスズよりも多く、希少でも何でもありません。
広く浅く埋蔵しているため、オーストラリアなど、一部大量に埋蔵している地域を除き、採掘の採算が取れないだけです。
いい加減な知識でいい加減な批判をするのは止めて欲しいですね。

通行人K通行人K 2010/03/10 01:25 原子力が、火力発電に比べて比較にならないくらいCO2の排出が少ない事を
まったく無視しています、なぜですか?

「エネルギー問題にまったく役に立たない」と言いますが
本気で「まったく」役に立たないなどと考えているなら恥ずかしい不見識です

石油も30年前には、あと30年で無くなるなどと言っていた人もいましたが
無くなりましたか?探査技術向上で可採年数が増えるのは自明の理ですが

高速増殖炉が進展しないのは、あなたの様な原子力アレルギーの人たち
が原因では有りませんか?

あたかも技術的に詳しそうなフリをしても、底が見えていますが?

下上右左下上右左 2010/03/10 01:42 高速増殖炉の事故は原子力アレルギーの人たちに責任があるんだってさ。
原始力ってオカルトだったんですね。

下上右左下上右左 2010/03/10 01:44 原子力の間違いです。すいません。

togura04togura04 2010/03/10 10:52 石油もウランも最後の一滴、一粒がなくなる「枯渇」が問題なのではなく、ピーク時がエネルギー資源としての危機なのです。

通りすがり通りすがり 2010/03/10 11:27 家庭用のCO2排出量、大きいですよ。産業用よりずっと。しかも増え方がすごいです。現状認識が間違っていますね。
それに、エネルギー問題は日本にとってはエネルギー安全保障や経済性も環境性と同様に重要な課題です。これらを鼎立するための解決策の一つが原子力なのですよ。排出権取引なんて机上の空論に過ぎません。炭素排出減らせていませんから。

sfdxsfdx 2010/03/10 12:48 ドイツは原子力重視に向かうという見方が強いようです. 最大の理由はロシアがウクライナへの天然ガス供給を止めた事件です. 原発廃止でロシアの言いなりになる危険があるなら, 原発に頼るほうがましという話です.

ななしななし 2010/03/10 12:59 >希少元素であるウラン*1を利用する

超新星爆発の際の核種合成の話や地球上での元素の存在比の話や海水中のウラン濃度の話を知っていればこんなアホな発言は出てこないはずだが、ブログ主は本当に理系研究者なのだろうか。まあひとくちに理系といってもピンキリかもしれんね。

あらまあらま 2010/03/10 13:04 ウランは海からほぼ無尽蔵でとれますよ!
http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/fukyu/mirai/2006/4_5.html

あらまあらま 2010/03/10 13:04 ウランは海からほぼ無尽蔵でとれますよ!
http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/fukyu/mirai/2006/4_5.html

原子力非推進派原子力非推進派 2010/03/10 13:22 >あまりにも環境や文明のありかたについて、
>無知すぎる。勉強し直せ。

と結んでいるが、その文明を維持・発展させるための経済についての知識が皆無としか思えない。
また、中国を今さら自転車社会に戻すなどという妄想が本気だとしたら、社会心理学や行動心理学も本の一冊でも読むことをお薦めする。

勉強し直せ。

El-FireEl-Fire 2010/03/10 17:08 やはり核分裂反応はITERの成功までのつなぎにしかならない。
できるだけ早く融合炉を商業化することが必要か?

責任ある野次馬責任ある野次馬 2010/03/11 04:33 原子力の問題は正直わけがわからない。安全性の話にしても観察してると結構専門家でも意見が極端にわかれる気がするんで。

環境問題にしてもなんにしても専門家同士の議論がみたい。ネット上は素人相手にいばってる専門家ばかりで。みな議論好きなくせに専門家同士ではちっとも議論しないんだから・・まったく。

素人としては専門家同士の議論をみて高みから見物させてもらいそれで判断したいと思ってるんですけどね。笑

通行人N通行人N 2010/03/11 20:49 鳩山首相が原発・新幹線のトップセールス−韓国などに出遅れ反省
ttp://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=a_E7x7.yu8RE
> 鳩山首相は3日の参院予算委員会で、ベトナムなどで計画されている
> 新興国・途上国の原子力発電所建設計画を日本企業が受注できるよう
> 政府として全面支援していく考えを強調した。

鳩山首相、原子力発電の売り込みにノリノリですねえ……ww
まあ、コレは素直に評価いたします。
韓国や中国の追い上げにあっている今、技術的優位を保っていける分野で
どんどん売り込みをかけていくべきです。

ただ国内のエネルギー源として見るには、やはり問題が多いのも確か
(原料は石油と同じくほとんど輸入、放射性廃棄物の処理場所にも困る)。
原子力と平行して再生可能エネルギーの研究も進めるべきですね。

つうこうにんつうこうにん 2010/03/11 22:59 少々差し出がましいとは思いますが、素人でも反論できそうな部分を書いておきます。

トーリスガールさん
>ウラン元素の自然界における存在量はハンダや鉛との合金で一般に広く使われているスズよりも多く、希少でも何でもありません。
クラーク数持ち出されてもどうにもなりません。それが原子炉で使用できるようにするための加工工程に投入されるエネルギー量の総和が、その原子力発電で利用可能な(電気)エネルギー量より十分に小さくなければ、エネルギーとして意味を成しませんから。

通行人Kさん
>原子力が、火力発電に比べて比較にならないくらいCO2の排出が少ない
それは、営業運転している間だけのことですね。発電所建設から、ウラン鉱石採掘精製加工、消費電力量の変動に備えるべき火力発電所の運営に関わるもの、使用済み燃料の再処理に放射性廃棄物処理まで”すべて”考慮したCO2排出量の試算はどうなってます?
>高速増殖炉が進展しないのは、あなたの様な原子力アレルギーの人たち
>が原因
高速増殖炉には、軽水炉とは別の技術的困難さがあるのですが、”原子力アレルギー”がなくなったら技術的困難さが解消されるとでも?もんじゅのお粗末さを棚に上げて、いまさら何をおっしゃる。

ななしさん
>超新星爆発の際の核種合成の話や地球上での元素の存在比の話や海水中のウラン濃度の話を知っていれば
トーリスガールさんに同じ。

あらまさん
>ウランは海からほぼ無尽蔵でとれますよ!
研究段階の話で、実用化の話がちっとも出てきませんねえ。なぜでしょうね。

El-Fireさん
>できるだけ早く融合炉を商業化する
無理です。そもそも、その融合路に入れるべき水素元素の精製にだってエネルギーが必要ですから。

別のつうこうにん別のつうこうにん 2010/03/12 10:39 つうこうにん様

もっとわかりやすく言わないとわかってもらえないかもしれませんよ。

>海水中のウラン
>ウランは海からほぼ無尽蔵でとれますよ!

私も素人ですが、もし海水中にウランが存在したとしても、実用化するにはいろいろ技術的問題があるだろうことは簡単に想像できます。

どれだけの量の海水からどれだけの量のウランが採取できるのか。
その海水からウランをどう分離?抽出?精製するのか。
それらにどれだけのコスト?エネルギーが必要なのか。

「分離?抽出?精製のコスト?エネルギー」>「採取できたウランの生み出す価値?エネルギー」だと、とうてい実用化できる資源とはいえないワケです。
海水以外のウランも同じ。

ものすごく簡単に言えば、
いくら地球上に「存在」していたとしても、
その分離?抽出?精製にすごい手間暇がかかるようでは、次世代のエネルギー源なんかにはなり得ない、ということでしょう。

gingin1919gingin1919 2010/03/12 11:21 >海水中のウラン
>ウランは海からほぼ無尽蔵でとれますよ!

多分、海水を煮詰めてウランを濃縮しろとでも言い出すんじゃないですか?

uramanuraman 2010/03/12 22:04 ウラン埋蔵量に関する専門家です。
結論から言えば、ウランなんて腐るほどあります。
技術進歩、価格上昇により採掘可能になると見込まれているウランは1000万トン単位です。石油と同じです。石油もずーっと可採埋蔵量ほとんど変わってないですよね。

つうこうにんつうこうにん 2010/03/12 23:21 別のつうこうにんさん、補足ありがとうございます。私もさらに蛇足を続けます。

uramanさん
>ウランなんて腐るほどあります。
だからそのウランを原子炉で核燃料として使用可能な状態にまで加工するために必要な投入エネルギー量を精査しなければ意味ありませんって。しかも、核燃料加工だけの計算では意味がない、これも先述のとおり。この問題ではクラーク数の議論は完全に無意味です。

石油の埋蔵量の話がありますが、ウランは石油の代わりにはなりません。石油は、採掘したままの原油状態でも取り合えずは燃料として使えます。精製すれば、目的別に効率のよい燃料としての用途のほか、プラスチックの原料にもなる。ウランは、熱源として、結局は電気エネルギーとしての利用があるのみ。従って、石油が枯渇したら原子力発電も同時にストップです。言い換えれば、原子力エネルギーといっても石油が形を変えているといえなくもない。

「原発はトイレのないマンション」という表現があります。現時点で、高レベル放射性廃棄物をどうするかは未解決の問題です。少なくとも数十万年の単位で安定した保管場所を確保しなければならないということになりますが、先ほど「無尽蔵」という言葉が出ましたけれども、数十万年の単位で無尽蔵だという事はできませんね。既存の原子炉の寿命が数十年の単位ですが、たったそれだけの存続時間においてすら、大地震が心配される未発見の断層が後から発見される始末です。まして数十万年の間、誰が高レベル放射性廃棄物の管理責任を負うのですか。現在の放射線管理の技術は、石油をもとに製造されたコンクリートなり鉛なりその他の材料によるものですね。数十万年の間、石油をもとにしたそんな技術が存続し続けられるのですか?

浅学俊郎浅学俊郎 2010/03/14 14:13 原子力発電について殆ど何も調べていないのですが、先日、レーザー核融合技術が高レベル核廃棄物の処理と発電の一石二鳥を狙っている事を読んで驚きました。
最近、原子力発電所の建設に前向きな国家が増えてきたような気がしているのですが、その背景には、このLIFE計画があるのでは・・と勝手に妄想してます。関連情報は以下の記事に書きましたので興味があればどうぞ。

http://amateur-lenr.blogspot.com/2010/02/blog-post_21.html

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